保険のこと

医療保険の考え方。

ファイナンシャルサポーター 大場 脩 です!

医療保険について。

先日、お客さんと民間の医療保険についてお話しする機会がありました。医療保険とは、入院や手術を保障してくれる保険です。例えば入院日額1万円の医療保険に加入していて、10日間入院した場合には10万円の保険給付金を受け取るといった内容になります。

医療保険は保険業界の中でも競争が激しい分野で保険会社各社が定期的に新商品を投入しています。今回は医療保険をどのように考えたらいいのかをお伝えします。

まずは公的保障から。

医療保険を考える前に、入院や手術を受けた場合に適用される公的な保障制度の内容を把握します。日本では、高額な医療費がかかった場合でも自己負担額の上限ある公的な保障制度があります。それが高額療養費制度と呼ばれるものです。

カンタンに申し上げると、一般的な方の場合は、例えば1ヶ月で100万円の医療費がかかっても1ヶ月あたり約9万円が上限となります。それをもとに1日あたりの医療費を考えてみると‥。

1ヶ月で約9万円 ÷ 30日間 = 約3000円/1日あたり医療費

と単純に考えることができます。

※この1ヶ月とは月の初めから終わりまでなので、例えば今月15日から来月15日までも同じ1ヶ月ですが、月を跨いでいるので、金額が変わります。

公的保障は僕たちが毎月支払っている社会保険料の効果というか対価です。既に結構な金額を「保険料」として支払っています。まずは民間の医療保険を考える前に高額療養費制度のことを知っておくことが重要です。

入院した場合にかかる医療費以外の費用。

次に入院や手術をした場合にかかる費用を考えます。上述した医療費の他にかかると思われる費用は以下の通りです。

入院した場合にかかる医療費以外の費用

・雑費
→テレビや冷蔵庫はカード式、入院中に雑誌や新聞を買ったりするとお金はかかります。(全て自腹)

・お食事代
→基本的に1食あたり460円、1日3食で1380円のお食事代金(これは基本的に全額自己負担)。1380円は、毎日<チャーシュー麺大盛り味玉トッピング>を毎日食べているのと同じくらいですw

・差額ベッド代
病院によって差がありますが、個室を使うことになれば料金が発生します。差額ベッド代についてはこちらのサイトがわかりやすいです。

入院にかかる費用「差額ベッド代」って何ですか?

・生活費
→入院しても家族の日常は続いていきます。例えば料理をする人が入院すれば外食が増えるでしょうし、そういう場合の費用も考えてみます。

これらが入院した場合にかかると思われる費用です。全てをカバーする必要はありませんが、どれがどのくらいかかることが想定されるかを考えていきます。

医療保険を考える手順。

医療費、そして入院した場合にかかる費用を考えたあとでいよいよ医療保険を考えていきます。以下の順序になります。

医療保険を考える手順

①公的保障(高額療養費制度)で自己負担限度額を試算する。

②入院した時にかかる医療費以外の費用を考える。

③<医療費 + 医療費以外の費用 = 入院時にかかる費用> を考える。

④入院時にかかる費用、それを埋めるための保険に入るコスト(保険料)を考えてみて、医療保険の必要性の有無を考える。

医療保険の内容を考える。

医療保険の内容を考えます。医療保険には各社様々な特約(オプション)がありますが、ベースとなる部分はどこの保険会社も変わりがありません。ベースは入院や手術を保障することで、保険料や内容に差がつくのは特約の部分です。

医療保険の中身を分析してみると、主契約(入院日額○円、手術○円)はご飯、特約はおかずと例えることができます。

保険に関してはあれもこれもおかず(特約)をつけるより、<ご飯と漬物>といった感じでシンプルな方がいいです。定食はおかずが多い方がバランスが良いですが、保険はできるだけシンプルな方がコストも掛からず、なおかつわかりやすくなります。医療保険の場合は、特約を厚くしても、条件に当てはまらなければ保険給付金を受け取ることはできません。(例えば<三大疾病特約>を付加した場合は三大疾病になれば保障を受けられますが、三大疾病にならなければ保障は受けられません)

※三大疾病とはがん(悪性新生物)、心疾患(急性心筋梗塞など)、脳卒中(脳梗塞や脳出血など)を指します。

シンプルなプランを具体的に示すと、入院日額いくら+先進医療特約 といった感じになります。あれもこれもではなく、シンプルに考えると保険料負担が重くなりませんし、内容もわかりやすくなります。

保険会社各社は特約部分で主に競争をして、積極的に提案してきますが、本当に必要なものなのかは一度立ち止まって考えることが重要です。

女性の方は<女性疾病特約>も検討。

僕は基本的に過度な特約付加は不要だと思いますが、女性の方、特に妊娠や出産を控えている方や今後医療保険を検討している方は<女性疾病特約>を付加することは一つの検討材料だと考えています。必要か否かはその方にお任せしますが、民間の医療保険は、出産の時に入院する場合は適用されません。
しかし、女性疾病特約を付加することで異常分娩(帝王切開や促進剤を使って出産など)の場合は保険が適用され、保険給付金を受け取るケースがあります。実際に僕のお客さまでも異常分娩に該当し、給付金を受け取ったケースがありました。

番外編:心理テスト。

入院日額をいくらで設定するかを決める時に役立つ心理テストです。(全て僕が考えました)

オオバシュー
オオバシュー
新幹線に乗る時に、グリーン車、指定席、自由席どれに乗りますか?

まずは各席種の特徴です。

グリーン車

<メリット>
・確実に座れる。

・座席、サービスなどクオリティが高い。

<デメリット>
・値段が高い

指定席

<メリット>
・確実に座れる。

<デメリット>
・自由席よりも値段が高い。

・基本的に決まった座席にしか座れないので融通が利かない。(周りがガラガラでも隣がいる場合もある)

自由席

<メリット>
・値段が安い。

・空いている限り移動は自由。

<デメリット>
・空いてない場合は立ち乗りを余儀なくされる。

心理テストの結果は以下の通りです。

<グリーン車を選んだ方>

新幹線:確実に座って、質の高いサービスや環境を得たい。クオリティを下げたくない。

保険:万が一の事やネガティブな事があっても今の生活レベルは崩さないことが大切。むしろクオリティも上げたいから、保険は必要だし、必要だと思われる以上にキープしたい。クオリティを重視するのでそれに対する支出はいとわない。

<指定席を選んだ方>

新幹線:多少料金が高くなっても確実に座りたい。

保険:必要な部分は確実に埋めたい。必要保障額は埋める必要がある。それに対する支出は妥当と判断する。

<自由席を選んだ方>

新幹線:座れれば良いけど、座れないのであれば仕方ない。とりあえず目的地まで移動できればOK。

保険:必要な部分が埋まれば良いが別にぎっちりする必要はない。とりあえずいくらかでも保険でカバーできれば良い。保険料はできるだけ安く。

いかがでしょう??必ずしも当てはまるとは限りませんが、あながち間違いではないと思います!難しいと思われる保険のことですが、こうやって身近なモノに当てはめると意外とカンタンです!

保険のセールスをしない保険の見直しをやります。

医療保険についての要点です。

医療保険の要点

・医療保険は入院や手術を保障する保険。

・民間の医療保険を考える前に、高額療養費制度(公的保障)について知っておく。

・<医療費 + 医療費以外の費用 = 入院時にかかる費用> と考える。

・入院時にかかる費用、それを埋めるための保険に入るコスト(保険料)を含め、医療保険の有無を判断。

・医療保険は特約をつけすぎ、シンプルに考える。

・女性の方は女性疾病特約の付加も検討の余地あり。

・心理テストでどれだけ満たすかを考える。

ファイナンシャルサポーターでは、保険セールスを一切しない保険の見直し相談を承っております。セールスが一切ないので完全中立かつ圧力を受けずに保険の話をすることができます。

オオバシュー
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保険で悩んでいる方はぜひ一度お話ししてみましょう!

ファイナンシャルサポーター 大場 脩

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ファイナンシャルサポーター
オオバシュー(大場 脩)
お金の話をシンプルに。「ゴール」への手段を共に考え、サポートするファイナンシャルプランナー。金融商品(保険、ローン、投資商品など)を販売していない本当の意味で中立的なFPです。 フォロー、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
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