母から2000万円を奪った銀行の実態とは?

知ってほしいこと




ファイナンシャルサポーター 大場 脩 です!プレジデントオンラインにこんな記事が載っていました。

母から2000万奪った大銀行の”合法手口”-羊頭狗肉”のメガバンを許せるか

メガバン行員から3000万円分の投資信託を購入させられ、2000万円以上の損失を被ったという実話です。僕はFPになる前は地方銀行に勤めていました。自分の経験から申し上げると、地銀もメガバンもやっていることは同じです。僕はこのやり方がどうしても受け入れられなかったので退職しました。このやり方がまかり通りようでは、地元の方々のためになるとは思えません。だからこそ、こうやって問題提起、考えるきっかけを提供できればと思っています。

今日は銀行からお金を守るために知っておきたい5つのことをお伝えします。

今日の目標:銀行から自分のお金を守るために必要な5つことを知る!

「当てはまるかも!?」という方は注意してくださいね。

①銀行からの案内は要警戒。

最近、銀行から案内が来た方は要警戒です。特に大きなお金が入った方、退職金が入った方、高齢の方、定期預金残高が大きい方は注意です。

「新しい定期預金が出たので、是非ご案内させてください。」

「しかし、今の定期の金利では低すぎますよね。」

「こちらの商品はオーストラリアドルの保険なんですが、利率が良いですよ。もしくは、こちらの投信は毎月お小遣いのようにお金が振り込まれてきますよ。低い金利よりも、しばらく使わないお金であれば高い利率やお小遣いをもらった方が良くないですか?」

銀行からの案内や訪問があった場合は、定期預金なんか勧める気はさらさらないと思ってOKです。必ず定期預金との金利差を強調し、投資信託や保険を勧めてきます。(自分が定期預金の案内をする気はなく、投信や保険を獲得したいと思っていました)

②銀行はあなたの資産を全て知っている。

銀行は端末を叩けば、すぐにあなたの資産状況を抽出することができます。家族も同じ銀行で取引をしていれば、全て抽出することができます。

「○○さん、定期残高多いから投信や保険を案内しよう」

「定期残高が大きい60代の人をリストアップしよう」

こんな営業ができます。銀行は既に情報を持っているので、営業する環境としては最高です。

銀行の高度な情報力に対して、何の知識も情報もなしに対応するのは難しいです。特に高齢の方が対応するのは極めて難しいですし、相手の術中にはまってしまいます。家族の同席があっても、同席する家族に知識や情報がないと意味がありません。ですので、相手の思惑、出方を知っておくことは自分の資産を守るために必須です。

③【銀行の思惑】銀行は販売手数料を獲得できればそれで良し。

銀行が目標としているのが、投資信託や保険を販売した際の販売手数料です。

「支店全体で投信と保険の販売手数料半期で1000万円」

という形で決められています。(目標設定方式は銀行によって異なります)

これを達成しないとボーナス査定や昇進などにダイレクトに響くので、未達は許されません。特に上期の9月、下期の3月は競馬の差し馬(最後の直線で伸びてくる馬)の如く、どこの支店も目標に向けてスパートをかけてきます(笑)
2月まで達成率が40%くらいの支店も3月になると急に伸びてきて最終日に100%を超えるなんていうことも珍しくないです。どんなことが起こっているかはわかりませんけどね。

④【要チェック】販売手数料はパンフレットに書いてある。

保険の場合は書いてないケースがほとんどです。年齢や金額、商品によりますが、保険金額の5~8%が販売手数料として設定されているはずです。投資信託の場合は、パンフレットに必ず記載があります。分からない場合は、

「販売手数料はいくらですか?」

と聞いてみるのもいいでしょう。僕は聞かれたことはありませんでした。それは銀行が「販売手数料目的」で商品をバンバン売っているこういう現状は知られていないからだと思います。しかし、自分のお金を守るためにはこういう現状があるということは絶対に知っておいてほしいことです。

例えば保険金額500万円で手数料が5%の商品の場合は、

500万円×5%=25万円

これが銀行が獲得する販売手数料であり、この積み重ねが行員の評価、ボーナス、昇進に繋がっていきます。一般的には円建(日本円)保険よりも外貨建保険や変額保険の方が手数料が高い傾向にあるので、利率を強調し、外貨建て保険や変額保険を勧めてくる傾向があります。

<銀行員の優先順位、手数料が高い順>
①外貨建て保険、変額保険

②投資信託(短期での解約で、複数回の手数料獲得を狙う)

③円建保険

④定期預金(評価にならない、嬉しくない)

投資信託は多くても3%台の手数料なので、「どちらでもいける」お客さんには外貨建て保険、変額保険を優先して勧めてきます。

銀行員の頭の中は「いかに高い手数料の商品を売るか」です。それがお客さんの目標や目的に合っていれば良いんですが、そんなことよりも「手数料最優先」。それではお客さんにとって全くメリットがありません。

⑤一番大事なのは「自分のこと」

手数料を獲得するのはビジネスをする上で悪いことではありません。銀行もビジネスをしているわけですから、当然です。行員も手数料獲得を最優先にしないと、自分の昇進やボーナスなどに関わってきます。
しかし、今の銀行のやり方がまかり通るのは地域のために何のメリットもないと思います。僕が銀行を辞めた理由は、小手先の金融商品の押し売りがおかしいと思ったからです。それを変えないと、地方経済は変わりません。銀行がやるべきことは、地域経済が縮小していく中、地域のためにリスクをとる姿勢が大事ではないでしょうか?

一番大事なのはお客さん自身、自分のことです。

僕はお客さん側が自ら銀行の思惑を知る、お金についての知識と情報(金融リテラシー)を自ら得ることが大切だと考えています。最終的にはお客さんが自分の決断と知識で自分のお金を守っていかないといけません。その場でハンコを押さないで、自ら一度立ち止まる選択をする。その立ち止まった決断が大きな成果となって還ってくるはずです。

そして、まず最初に考えていただきたいのはお客さん自身の目標や目的地です。それに合わせて金融商品を当てはめていきます。商品ありきではなく、自分はどうしたいか、どんな目的があるのかを一番先に考えてみてください。金融商品を使うだけではなく、お金の使い方は様々です。いっしょに考えていきましょう!

ファイナンシャルサポーター 大場 脩

お問い合わせフォーム

LINE@

フェイスブック

ツイッター

インスタグラム

お気軽にお問い合わせ、フォローをどうぞ!